エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
第99回 「春」と「旾」と「萅」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
第99回 「春」と「旾」と「萅」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム
旧字の「萅」は、「艸かんむりに日」で四季の「はる」を表した文字です。真ん中の「屯」は、草が伸び出... 旧字の「萅」は、「艸かんむりに日」で四季の「はる」を表した文字です。真ん中の「屯」は、草が伸び出ようとする様子を表すという説と、音の「シュン」を表すという説があって、前者の立場ならば会意文字、後者の立場なら形声文字ということになります。新字の「春」は、「萅」の「芚」を「𡗗」に略した文字で、結果的に「三人の日と書きます」が、「三」や「人」に意味があるわけではありません。一方、俗字の「旾」は、「萅」の艸かんむりを省略した文字だと考えられます。 昭和17年6月17日、国語審議会は標準漢字表を文部大臣に答申しました。標準漢字表は、各官庁および一般社会で使用する漢字の標準を示したもので、新字の「春」を含む2528字が収録されていました。しかし、旧字の「萅」はカッコ書きにすらなっておらず、標準漢字表のどこにも収録されていなかったのです。国語審議会は、旧字の「萅」や俗字の「旾」ではなく、新字の「春」を