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連載・『三体』から見る現代中国の想像力 第二回/未来は否定から生まれる――『三体2:暗黒森林』について
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連載・『三体』から見る現代中国の想像力 第二回/未来は否定から生まれる――『三体2:暗黒森林』について
※本記事は『エクリヲ vol.12」に掲載されたものです。 第一回/『三体』における閉域と文脈主義 連載・... ※本記事は『エクリヲ vol.12」に掲載されたものです。 第一回/『三体』における閉域と文脈主義 連載・『三体』から見る現代中国の想像力 第二回 未来は否定から生まれる――『三体2:暗黒森林』について[1] 劉慈欣『三体1』で描かれていたのは人類の終わりと新たな始まりだった。壊滅的な災難をもたらす究極の外敵――三体人に脅かされることなく、子供じみた破壊と戦争ごっこをしつつも、それなりの生活を営むことができる平穏な「黄金時代」は終わり、三体人の圧倒的な力の前で、ただの「虫けら」として、人類は未来に向けて再スタートすることになる。 前回で論じたように、『三体1』は文脈主義的な志向を強く持っている。我々のこれまでのすべての営為がそのような志向において、その意味を相対化され、脱根拠化される。その結果、人類全体が一つの個体として、従来の世界=文脈から引き離され、新たな文脈の中に位置づけられることで