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宮沢賢治ファンが観たピングドラム:「リンゴとペンギン」 : Vermischte Bemerkungen
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宮沢賢治ファンが観たピングドラム:「リンゴとペンギン」 : Vermischte Bemerkungen
『輪るピングドラム』で最も象徴的な記号は「りんご」と「ペンギン」でしょう。ここではその意味につい... 『輪るピングドラム』で最も象徴的な記号は「りんご」と「ペンギン」でしょう。ここではその意味について、宮澤賢治作品を踏まえて考えてみたいと思います。 まずはリンゴについて ・果物としてのリンゴ 見田宗介『宮沢賢治』(岩波現代文庫、2001年)によれば、リンゴは人間の禁断の知恵の源泉についてのよく知られている神話の中で、<鍵>の象徴としてえらばれている。それ自身の内部に向かう穴、四次元世界の模型。宇宙それ自体が、異の空間への出口を持つ空間、リンゴそのもの。鉄道は異の空間の内部に方向をとる、らしい。なんのこっちゃ。 物語冒頭と最後に登場する子供の会話を聞く限り、ピングドラムで描かれるリンゴは宮澤賢治作品のそれをほぼ踏襲しています。いや、「愛の果実」としてより直接的に描写されています。 「<鍵>の象徴」「異の空間への出口」、「愛の果実」といったリンゴの特徴は、そのままキャラクターとしての苹果と桃果