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ウクライナ軍、クリミアの宇宙通信施設をATACMSで攻撃 衛星誘導にも利用か | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
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ウクライナ軍、クリミアの宇宙通信施設をATACMSで攻撃 衛星誘導にも利用か | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
高い山があり、晴れの日が多く、無線通信の混雑があまり起こらず、南方に位置するウクライナ南部クリミ... 高い山があり、晴れの日が多く、無線通信の混雑があまり起こらず、南方に位置するウクライナ南部クリミア半島は、ソ連の宇宙通信システムにとって理想的な場所だった。 1959年、クリミア西部イェウパトリヤ(エフパトリア)で、ソ連の大規模な宇宙通信施設の建設が始まったのはそのためだ。施設は10基の巨大な上方指向型パラボラアンテナのほか、電源施設、管制センターなどから成る。 ソ連の広大な宇宙通信網の一部を構成していたこの施設は「NIP-16」と呼ばれる。NIP-16は1960〜70年代の月探査機や火星探査機との通信用に設計されていたが、その後、当初の0.92GHz帯に加え複数の周波数帯域に対応するように設備が拡張された。現在はロシアのリアーナ電子情報収集(ELINT)衛星システムのロトスS偵察衛星や、ロシア版GPSのGLONASS(グロナス)の衛星との通信も行われているとみられる。 ロシア軍が2014