なぜ今さら中国偵察気球が「発覚」？ 下院議長の訪台潰し、ノルドストリームとハンター・バイデン隠しか（安田 佐和子） @gendai_biz

騒然、中国偵察気球 子供の頃、“気球へ乗ってどこまでも”という歌を習った方は多いのではないだろうか。タイトル通り、気球の飛行距離は意外と長い。 無着陸でのギネス記録は、1999年3月1～21日にスイス人冒険家のベルトラン・ピカールが英国人のブライアン・ジョーンズ氏と打ち立てた地球一周の旅、4万814キロメートル。スイス公共放送協会国際部によれば、チタン製シリンダーに動力のプロパンガスを蓄えたロジェ気球、即ちガス気球と熱気球の機能を一体化した複合型だった。 2017年1月31日には、米国人トロイ・ブラッドリーとロシア人レオニード・チュクチャエフがガス気球で太平洋を横断し、飛行距離を1万696キロメートルに塗り替えた。ちなみに、ボーイング787型機は航続距離約1万3620キロメートルである。さらに、高高度気球ともなれば、20～50キロメートル、飛行機の平均10キロメートル2倍を超え、さらに成層