「歌を続けるためヌードモデルに」「青年兵士たちは拍手を惜しまず、出撃していった…」美輪明宏が「声自体が美、世界でもただ一人…」と評した「ブルースの女王」淡谷のり子の生き様（週刊現代） @gendai_biz

「歌を続けるためヌードモデルに」「青年兵士たちは拍手を惜しまず、出撃していった…」美輪明宏が「声自体が美、世界でもただ一人…」と評した「ブルースの女王」淡谷のり子の生き様 「ブルースの女王」は歌そのものが人生だった。戦争中もドレス姿、軍歌は歌わない―自分の意志を貫き通した。 軍部と喧嘩する反骨心を胸に 「声の美しいシャンソン歌手は世界に何人もいますが、彼女ほど美しく妖しげな声はただ一人だと思います。声自体が美、トップクラスのダイアモンドですね。鈴を振っているような声で、とても心地よく声が震えます」 淡谷のり子と親交があった歌手の美輪明宏さんが、しみじみと振り返る。 淡谷が一躍流行歌手となったのは1931年、古賀政男作曲の『私此頃憂鬱よ』を歌った24歳の時だった。 '36年、作曲家の服部良一は淡谷の歌を聴いて、日本のブルースを歌わせたいと思った。そして服部が作った『別れのブルース』（'37年