ラーメン屋はもってのほか！ 飲食店を始めたサラリーマンの残酷すぎる末路（三戸 政和）

1年ほど前にできたばかりのラーメン屋。開店当初こそ、そこそこ客が入ったが、ひと月もしないうちに空席が目立つようになり、気付けば閉店。しばらくして、別のオーナーが居抜きで店舗を買ってラーメン屋を始めたが、開店1ヵ月、やはり空席が目立ち……。 新著『いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』（講談社＋α新書）の著者で、中小企業のスモールM＆Aを数多く手掛ける三戸政和氏は、「一から起業するよりもすでにある会社を買うほうがリスクは圧倒的に少ない」と断言する。 ラーメン屋の倒産件数は過去最高に迫る 私はかねてから「サラリーマンを辞めた人の第2の人生として、もっとも避けるべきは安易に飲食店経営に手を出すこと」だと繰り返し言ってきた。 冒頭で触れたラーメン屋を例に、その厳しすぎる現実を知っておくべきだろう。 東京商工リサーチの調査によれば、2023年1月～8月のラーメン屋の倒産（負債10

[kamezo]

前後編。飲食店を開業しようとは微塵も思わないが、行きつけの店などは、みんなこの過酷なハードルを乗り越えているのだろうかと考えてしまう。