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タモリとは「日本の戦後」そのものだった!〜終戦の1週間後に生まれた稀代の芸人の半生(近藤 正高)
一時期、家主と居候の関係にあった、赤塚不二夫とタモリ。1975年夏、福岡から上京してきたタモリの芸に... 一時期、家主と居候の関係にあった、赤塚不二夫とタモリ。1975年夏、福岡から上京してきたタモリの芸に惚れこんだ赤塚は、マンションの自室に彼を連れて行き、しばらくの間、そこに住まわせていた。 ボウリング場の支配人から「密室芸人」を経て「国民のオモチャ」へ。森田一義はいかにして「タモリ」になったのか。そんなギモンを調べるべく、先日古希を迎えたばかりの彼の半生と、現代史を突き合わせてみたところ……タモリとは「日本の戦後」そのものだった! ユニークな現代史として話題沸騰の新刊『タモリと戦後ニッポン』の前書きを特別公開します。 はじめに 戦後ニッポンの転換期のなかで 1972年という年は、戦後のニッポンにとって大きな転換期と位置づけられることが多い。その年明けには、グアム島のジャングルで戦時中より28年間潜伏していた元日本兵・横井庄一が発見され、繁栄を謳歌する日本国民に大きな衝撃を与えた。5月のアメ
2015/08/26 リンク