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内観の秘法 | 玄侑宗久公式サイト
前回に続き、白隠禅師の独自の教えに学びたい。禅師は八十四歳の天寿を全うしたが、生涯を通して頑健だ... 前回に続き、白隠禅師の独自の教えに学びたい。禅師は八十四歳の天寿を全うしたが、生涯を通して頑健だったわけではない。二十六歳の頃「禅病」に罹り、「名医を探ると云へども百薬寸効なし」という状態に陥った。症状としては「心火逆上し、肺金焦枯して、双脚氷雪の底に浸すが如く~」と縷々(るる)『夜船閑話(やせんかんな)』に書いているが、現代風に言えば「のぼせ」があり、下半身が冷えきり、肺も患っていたらしい。発熱、幻覚、寝汗、涙目なども伴っていたから、心身症と呼吸器疾患を併発していたのではないだろうか。 『夜船閑話』によれば、そんなとき京都白川の白幽子から「内観の秘法」を授かり、九死に一生を得たというのだが、それ以後「内観の秘法」は「見性」と共に松蔭寺僧堂の旗印になっていく。 左の頂相(ちんそう)で禅師は弟子の智眼禅尼の需めに応じ、達磨大師に仮託してその要諦を説く。「若し人、長寿を保ち仏道を成ぜんと欲すれ