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啓蒙の帰結としての野蛮 - good2nd
ホロコースト研究の中心的な成果というのは要すれば「大虐殺は野蛮が行なうのだとは限らず、むしろ啓蒙... ホロコースト研究の中心的な成果というのは要すれば「大虐殺は野蛮が行なうのだとは限らず、むしろ啓蒙の帰結でもありうる」ということ、ホロコーストは狂人の所行ではなく極めて合理的に遂行されたものである、ということです(だから、ホロコーストを問題にすることは常に左派の自己批判を喚起せずにはいないのですが、そういうことは「気に入らない奴をヒトラー呼ばわり」で済まそうとする方々は知らないのでしょう)。 こういう認識があるかどうかで、 はてなブックマーク - 「かわいそうなぞう」はなぜ「かわいそう」か - 過ぎ去ろうとしない過去 ホロコーストがこういう場面で引き合いに出されるのに納得するか、理解できないかの違いになってくるんではないかと思います。 アドルノとホルクハイマーの『啓蒙の弁証法』が書かれたとき、ホロコーストの全容はまだ明らかになっていませんでしたが、その序文にはこうあります。 じつのところ、わ
2008/05/31 リンク