チャイナタウン下町、アパート18畳の日常。21世紀・紐育、３人の写真家による〈中国系住民たちのフォトドキュメント〉 | HEAPS

今回紹介するのは、ニューヨーク・アッパーイーストサイドにあるニューヨーク市博物館で開催中の「Interior Lives: Contemporary Photographs of Chinese New Yorkers（インテリア・ライブス：チャイニーズニューヨーカーの現代写真）」。 同展では、３人の写真家が数年をかけて捉えた、現代ニューヨークに生きる中国系住民たちの日常が垣間見える。写真家のひとり、トーマス・ホルトンは2003年から、チャイナタウンのラドロー通りにある小さな18畳ほどのアパートに住むラム一家を追いかけ、15年間の家族の移り変わりをレンズ越しに捉えた。写真家アニー・リンは、81バワリー通りのアパート４階に住む35人をドキュメント。彼らは、故郷中国に残してきた家族を支えるために、低賃金で労働、狭いアパートに身をひそめながら暮らす“見えない移民たち”だ。また写真家アン・ロン・ス