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所得効果などというものは存在しない - himaginary’s diary
とWCIブログでNick Roweが書いている(原題は「Income Effects don't really exist」)。 ここでRoweが... とWCIブログでNick Roweが書いている(原題は「Income Effects don't really exist」)。 ここでRoweが槍玉に挙げているのは、価格変化による総体的な所得効果の話である。例えばリンゴの値段が1ドル上がったら、買い手が1000人いるとして、売り手の所得は1000ドル上昇する。しかし、買い手側にしてみれば各人が1ドルずつ貧しくなるので、総体的に見れば所得効果は発生しない、というのがRoweの指摘である。従って、総体的に見た場合、効果として残るのは分配効果と代替効果だけである、とRoweは主張する*1。 このRoweの説明は最近のAdam Pのブログエントリを見て思いついたとのことだが、当のAdam Pも(Roweに先を越されたとこぼしながらも)同様の解説エントリを書いている。そこで彼は、金利変化のマクロ経済への影響という、Roweよりはもう少し経済理論ら
2012/04/19 リンク