『消費資本主義』「見せびらかし」の心理をひも解く - HONZ

本書は「見せびらかし消費」についての本である。高級な車や時計、ファッションなどの典型例を出すまでもなく、機能というよりはステータスを手に入れようとする消費行動は世の中のあらゆるところに存在している。 では、わたしたちはそうした消費を通して、具体的に「何を」見せびらかしているのか？ あらためて問われると、はっきりとした回答は案外浮かばない。富の多さ、社会的地位、生活の充実度など思いつきの答えはいくつか浮かぶものの、何だか漠然としていてとりとめがない。 そこに意外な角度から、より具体的で明快な答えを提示しようとしたのが本書である。見せびらかし消費を、進化心理学の視点から考察していくのが特徴だ。進化心理学者の著者に言わせれば、人々が見せびらかそうとしているものは、富や地位云々というよりも個人の資質や(環境への)適応度だという。 例えばクジャクならば、オスの立派な尾羽は「こんなに獲得に無駄なコスト

[deadwoodman]

嗜好品の消費も、ハンディキャップ仮説的な嗜好もあればランナウェイ仮説的な嗜好も両方ありそう。クジャクの性淘汰について→ http://www.kahaku.go.jp/userguide/hotnews/theme.php?id=0001217206326609&p=

[Katharine_15]

“最後に触れておきたいのが、原著の刊行が2009年だということ。”

[PrincessGorilla]

“読み進めるほどに「人の目なんて気にせず純粋にやりたいと感じたことをやって、欲しいと思ったものを買っている」という自負が次第に揺らいでいき、複雑な気持ちにもなる。” ほう…。しかし原著は2009年なのね

[bigant1200s]

スネ夫的心理

[takahiro_kihara]

'91の同名書もあるようだが。

[mats3003]

面白そう。

[maturi]

お

[laislanopira]

"無駄なコストをかける余裕があるとアピールすることで、環境の中で生き残る見込みが高いというシグナルが伝わる" 無駄を抱えられるのは余裕、力、まめさ、適応力