『反逆の神話〔新版〕: 「反体制」はカネになる 』カウンターカルチャーへの愛憎相半ばする複雑な気持ち - HONZ

反体制はカネになる。ん、どういうことだ？、違和感があると同時に居心地が悪い。だって、反体制の人たちはおカネよりも大切なもの、例えば、自然とか文化とか、コミュニティとか、スタイルとか色々とあるから。儲かることや経済とは一線を画して、独自路線を進んでいるのであって、おカネや儲かるという言葉とは縁遠いはずだ。 だけど、読み終えると、そんなやわな考えは吹き飛んでしまう。反体制が儲かることに納得せざるをえない。オーガニック食品、カウンターカルチャー、スローフード、反グローバリズムなどのオルタナティブな活動がどのように経済的に成立しているのか、豊かな生活を発信することを可能にしているのか、その舞台裏を覗きにいくようなものだ。喉の奥に長年刺さっていた魚の小骨がぽろっととれたような、すっきりとした読後感がある。 なぜ反体制とカネがつながるのか、スケートボートを事例に筋道を踏んでいく。2021年の東京オリン

[osaan]

現代日本は反反対制こそが儲かる。というか、ネットの中では世界中そうなりつつあるような。

[EoH-GS]

それ、反体制とは違うよね？と思ってググったら、2014年に同じ題名に「カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか」という副題で出た単行本の文庫化。曲学阿世、恥ずかしくないのかね？早川は。

[heppokopg2013]

今だと反ワクチンと反出生主義かな？

[Fondriest]

それが「反体制」なの？っていうのを別にしても、体制への隷従のほうがはるかにカネになるんですが。

[imakita_corp]

この反体制は非主流とかの意味じゃないか？日本語題、見出しは「」付きだからいいけど。この内容でゲバラが使われるのはなんだかねと思ったがこの白黒絵はファッション商品等で多用されてるから皮肉を込めての表紙か

[ga_kun]

“喉の奥に長年刺さっていた魚の小骨がぽろっととれたような、すっきりとした読後感がある。” 本当に？むしろ自分も反体制をきどった側だったとつきつけられて咀嚼するのに時間のかかる本だと思うけど？

[yarumato]

“AppleのMac、カウンターカルチャー、反グローバリズム活動がどう経済的に成立しているか。人は、大衆社会の愚かな歯車ではないと証明しようと必死に差異を求める。自分は大衆と違うと安心させるから反体制は儲かる”