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新海誠が『すずめの戸締まり』で描きたかったものは何か?(杉田俊介・批評家)/イミダス
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新海誠が『すずめの戸締まり』で描きたかったものは何か?(杉田俊介・批評家)/イミダス
あるいは先ほど述べたような東日本大震災の「心理学化」の結果、津波・地震という自然災害と人為的な原... あるいは先ほど述べたような東日本大震災の「心理学化」の結果、津波・地震という自然災害と人為的な原発・原子力の問題が切り離されてしまう、という問題もあるだろう。ほんの一瞬、福島第一原発が映ったり、汚染度を詰めたフレコンバックや立入禁止地区の看板が出てきたりして、目配りはしてあるが、それが正面から描かれることはついにない(たとえばミミズの表現に影響を与えただろう『もののけ姫』のダイダラボッチは、明らかに原子力的なもののメタファーとして読み取れるが、ミミズの表象にそうした含意を感じることは難しいだろう)。 東日本大震災という経験は、この国の東京と地方の格差、電力や原子力をめぐる内的矛盾などを露呈させたはずなのに、『すずめの戸締まり』では、あたかも震災の傷は「日本国民=日本人全体の傷」であるかのように表象されてしまうのだ。少なくともそのようにズルズルべったりなものに感じられてしまう。つまり「震災と