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嶋中事件(深沢七郎の短編小説『風流夢譚』に端を発する右翼テロ事件) - Wikipedia
1960年(昭和35年)11月上旬に雑誌『中央公論』に発表された深沢七郎の小説「風流夢譚」の中には、皇太... 1960年(昭和35年)11月上旬に雑誌『中央公論』に発表された深沢七郎の小説「風流夢譚」の中には、皇太子・皇太子妃が斬首される記述や、天皇・皇后の首のない胴体が登場したり、昭憲皇太后が野卑な言葉を語ったり面罵されたりする記述などがあった。これを「不敬」であるとして右翼の抗議活動がすぐに起こったが、過熱する批判と擁護論争の中で、右翼団体大日本愛国党に所属していた少年Kが、中央公論社の嶋中鵬二社長宅に侵入して起こした殺傷事件が本件である。 この事件では犯人は翌日出頭したが、家政婦が死亡するという痛ましい事態となったことで、皇室に関する言論は一気に萎縮することを強いられた。この事件の後も続いた右翼の抗議に中央公論社は屈服。別の右翼関係者に調停を頼んで密室で示談にしたとされ[2]、公に論調が変化したこともあって、言論界全体に大きな影響を与えた[3][4]。 太平洋戦争後の言論の自由や皇室報道を論
2020/04/03 リンク