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帝釈川ダム - Wikipedia
ダムは1924年(大正13年)の完成当時、高さ56.9メートルと日本で最も高いダムであった。完成当時はダム... ダムは1924年(大正13年)の完成当時、高さ56.9メートルと日本で最も高いダムであった。完成当時はダム本体に洪水吐きを有しない非越流型重力式コンクリートダムで、上空から見るとくさび型をした珍しいダムであった。ダム左岸部は断崖絶壁の峡谷であるが、この断崖絶壁に沿って洪水吐きを設けた。この洪水吐きはゲートが木製で全部で111門存在し、これが断崖側に向かって横一列にズラッと並ぶ構造であった。ダム直下には発電所を設置するスペースが存在しないため、下流部の成羽川合流点に帝釈川発電所を建設。ダムからトンネルを通じて発電所まで導水し、認可出力4,400キロワットを発電するダム水路式発電所として1924年より稼働を開始した。その後貯水容量を増強させるため、1931年(昭和6年)にダムの高さを5.7メートルかさ上げする工事が行われ、高さは62.1メートルとなった。ダム・発電所は1939年(昭和14年)に