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瓷器 - Wikipedia
瓷器(しき/じき)とは奈良・平安時代の史料にみられる、釉薬をかけた陶器(施釉陶器)を表す語。考古資... 瓷器(しき/じき)とは奈良・平安時代の史料にみられる、釉薬をかけた陶器(施釉陶器)を表す語。考古資料にいう「緑釉陶器」と「灰釉陶器」がこれにあたると考えられている。 白瓷(灰釉陶器)大壺 平安時代 9世紀 東京国立博物館蔵 青瓷(緑釉陶器)手付瓶 平安時代 10世紀 東京国立博物館蔵 概要[編集] 瓷器は、『和名類聚抄』器皿部・瓦器の条で「之乃宇豆波毛乃(しのうつわもの)」と読ませており、唐代の『一切経音義』では、釉薬をかけた陶器であると解説されている[1]。平安時代の史料には「青瓷(あおし)」と「白瓷(しらし)」の2語が見られるほか、『日本後紀』巻24の弘仁6年(815年)正月5日の条に、尾張(愛知県)の陶工3名に瓷器の作陶技術を伝習したという記事がみられる。 同時代の考古資料として、愛知県猿投窯などで焼かれた国産施釉陶器の「緑釉陶器」と「灰釉陶器」が存在することから、青瓷は緑釉陶器を、