表徴の帝国 - Wikipedia

『表徴の帝国』『記号の国』（ひょうちょうのていこく・きごうのくに、L'Empire des signes ）は、フランスの哲学者ロラン・バルトの著書で、1970年に発表した。バルトは1963年から1969年まで東京日仏学院院長を務めたモーリス・パンゲの招きにより、1966年から1968年に、フランス文化使節の一員として数度来日、計数ヶ月の滞在で日本各地を訪れた。その印象を基に記号論の立場から独自（バルト本人曰くストーリーのない小説の文体）の日本文化論を展開した。 本書では、西洋世界が「意味の帝国」であるのに対し、日本は「表徴（記号）の帝国」と規定する。ヨーロッパの精神世界が記号を意味で満たそうとするのに対し、日本では意味の欠如を伴う、あるいは意味で満たすことを拒否する記号が存在する。そしてそのような記号は、テクストの意味から切り離されたことで、独自のイメージの輝きを持つものとなる。 歌舞伎

[gui1]

「中心に皇居という、空虚な、何もない森だけの空間が広がっている」　←　10万の兵で攻めても落とせない装置(江戸城)のあとですが、それを何もないと表現するのは勉強不足(´・ω・｀)

[kotobuku]

ヨーロッパの精神世界が記号を意味で満たそうとするのに対し、日本では意味の欠如を伴う、あるいは意味で満たすことを拒否する記号が存在する。記号は、意味から切り離されることにより、独自の輝きを持つ

[castle]

「西洋が「意味の帝国」であるのに対し、日本は「表徴（記号）の帝国」」「欧州の精神世界が記号を意味で満たそうとするのに対し、日本では意味の欠如を伴う、あるいは意味で満たすことを拒否する記号が存在する」