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6万年前に人類が手に入れた脅異の能力とは? ネアンデルタール人との決定的な「遺伝的違い」が明らかに | JBpress (ジェイビープレス)
DNA配列の証拠から、ヒトがアフリカを出てヨーロッパやアジアへの移住を開始したのは約6万年前だと考え... DNA配列の証拠から、ヒトがアフリカを出てヨーロッパやアジアへの移住を開始したのは約6万年前だと考えられるが、考古学的な遺跡の証拠によれば、約10万年前にもレヴァント地方(現在のレバノン付近)に進出し、ネアンデルタール人と一緒に暮らしていた。 しかしこの遺跡では、約7万5000年前にヒトは消失し、再びネアンデルタール人だけの時代が続いた。つまり、最初にアフリカを出てレバノンに到達したヒトは、ネアンデルタール人との競争に敗れた可能性が高い。 その後、約6万年前にヒトの大移住が開始された。10万年前のレバノン進出から約4万年のこの間に、ヒトに何らかのイノベーションが起きた。船を製造する技術や、壁画を描く能力や、死者を埋葬する心性をヒトは発達させたのだ。これらの変化を支えたのは、言語能力の高度化ではないかと私は考えている。 言語を使いこなす優位性 言語を使うことには、数々の効用がある。第1に、言
2016/03/31 リンク