米グーグルへの昨年のサイバー攻撃、パスワードシステムに侵入＝ＮＹＴ

［ニューヨーク １９日 ロイター］ ４月２０日版の米ニューヨーク・タイムズ（ＮＹＴ）紙が、調査に直接詳しい関係筋の話として報じたところによると、インターネット検索大手の米グーグルGOOG.Oのコンピューターを狙った昨年１２月のサイバー攻撃は、ほぼすべての同社ウェブサービスへのアクセスで世界中のユーザーが使用しているパスワードシステムに侵入した。 ＮＹＴは、サイバー攻撃では、グーグルの電子メールサービス「Ｇｍａｉｌ（ジーメール）」のユーザーのパスワードは盗まれなかったもようで、グーグルは迅速にセキュリティーの強化を始めたとしている。 グーグルは今年１月１２日、同社のウェブサイトで「われわれの企業インフラに対する高度に洗練された攻撃を中国から受け、知的財産が盗まれた」とし、ハッカー行為について明らかにした。 攻撃は中国人人権活動家を狙ったものとみられ、アクセスされたジーメールのアカウントはわず