2例目の喉頭移植が米国で成功、女性が声を取り戻す

［ロサンゼルス ２０日 ロイター］ 米カリフォルニア州の女性が２例目となる喉頭移植の手術を受け、声を取り戻したことが分かった。医師団が２０日発表した。 それによると、ブレンダ・イェンセンさん（５２）は昨年１０月、カリフォルニア大学デービス校のメディカルセンターで、２日間にわたる１８時間の移植手術を受けた。手術後は約４週間入院してリハビリを続け、１０月２９日には手術後初めて言葉を発することができたという。 イェンセンさんは１９９９年に受けた手術で呼吸用のチューブがうまく抜けず声帯がまひし、電気式人工喉頭を使って会話をしていた。 喉頭移植手術は複雑で、拒絶反応のリスクもあるため非常に珍しく、これまでに報告されているのはオハイオ州クリーブランド・クリニックの１９９８年の１例しかないという。