デンマーク政府が銀行部門の再編計画策定へ、国内銀行の信用ひっ迫で

［コペンハーゲン １日 ロイター］ デンマークのミッケルセン経済産業相は１日、今夏に銀行セクターの再編計画を策定する方針を示すとともに、海外債権者への保証を検討していることを明らかにした。銀行破たん拡大への懸念から、金融市場でデンマークの銀行による資金調達が困難になっていることが背景にある。 ミッケルセン経済産業相はロイターに対し「健全な銀行が支援の必要な銀行を買収できる仕組みを具体化した案を今夏にも策定する。金融部門はその後、自力で再編する必要がある」と述べた。 同相はまた「政府保証が選択肢となる可能性を排除しない。ただ、これ以上金融セクターに公的資金をつぎ込むことはしない」と語った。 ダンスケ銀行DANSKE.COはこの日、資金調達コストの上昇などを理由に、民間法人顧客への融資金利を８月１日から最大０．５０％ポイント引き上げると発表した。 同行の銀行部門責任者、トニー・ティエリ・アンダ