BUZZ-〔外為マーケットアイ〕 ドル101円後半、ウクライナは大統領選まで警戒必要

ウクライナ東部の住民投票が不安定要因として警戒されていたが、今のところ為替市場への影響は限定的となっている。 ウクライナ東部の親ロシア派は１１日、ドネツク、ルガンスク両州で自治権拡大の是非を問う住民投票を行った。ドネツク州で実施された住民投票について、親ロシア派の選挙管理委員会代表は１１日、８９％が同地域の自治に賛成票を投じたと明らかにした。 市場からは、ウクライナ情勢について「落ち着きどころが見出せない。５月末に大統領選があるが、結果によっては天然ガスがらみの問題が生じてくる可能性もあり、まだ積極的なリスクオンの流れにはなりにくい」（国内金融機関）」との声が出ていた。