中国、周永康氏調査の進展状況を明らかにせず

［北京 ３０日 ロイター］ - 中国共産党で司法改革を統括する「中央司法体制改革領導小組」の弁公室責任者、姜偉氏は３０日に記者会見し、最高指導部メンバーだった周永康・前共産党政治局常務委員（７１）に対する調査・立件について、「汚職摘発に向けたわれわれの態度と決意を強く反映したものだ」と述べた。 周氏への調査をめぐっては、先週開かれた党の重要会議「中央委員会第四回全体会議（四中全会）」で何らかの発表があるとの見方もあったが、結果的に処分は見送られた。 姜氏は「四中全会で周永康問題になぜ言及がなかったかとの質問だが、それは周永康がもはや中央委員ではないからだ」と述べた。調査の進展状況については分からないと答えた。 ロイター記者は記者会見後、周氏の問題についてさらに質問しようとしたが、姜氏の側近に英語で「ノーコメント、ノーコメント」とさえぎられた。 共産党は７月、周氏に対する汚職調査を開始したと