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第5話 人攫い - 蛙の半兵衛泣き笑い(超時空伝説研究所) - カクヨム
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第5話 人攫い - 蛙の半兵衛泣き笑い(超時空伝説研究所) - カクヨム
時は半刻遡る。 長屋近くの草原でおきせとおるいは遊んでいた。そこで時を過ごすのはいつもの事であった... 時は半刻遡る。 長屋近くの草原でおきせとおるいは遊んでいた。そこで時を過ごすのはいつもの事であったし、その日半兵衛は仕事に出て不在だった。 それを離れて窺う男がいた。単衣(ひとえ)をだらし無く着崩した姿は、遊び人と呼ばれる類のものであった。 きせとるいの様子を暫く眺めていたが、納得が行ったのか周りを見ながら二人に近付いて行った。 にやにやと口元を緩ませながら側に立った。 「よう、おめえ等。此処いらのもんかい?」 「なあに、おじちゃん?」 男はまだ二十代だろうが、きせから見ればおじさんだった。 「俺は他所(よそ)から来たんでこの辺は分からねえんだ。ちっと道を教えてくんねえか」 「あたいの知ってるとこかな」 「正洞院(しょうとういん)ってお寺さんにはどう行きゃあ良いんでぇ?」 「お寺ならあっちだよ。そこから左に行って往来を右にまっつぐ(・・・・)行くんだ」 自分が知っている場所を聞かれたので、