エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
徘徊 - 徘徊(あべせい) - カクヨム
交番を訪れる50代の男性。シャレたブランドのショルダーバッグを肩から下げている。 「ごめんください... 交番を訪れる50代の男性。シャレたブランドのショルダーバッグを肩から下げている。 「ごめんください」 机で書き物をしていた30代の警官が、ペンを置いて顔をあげる。 「はい。何か?」 「家内がこちらに伺っていないでしょうか?」 「ご婦人ですか。きょうはまだ……」 警官、立ちあがり、 「どうぞ。お掛けください」 と言い、折り畳んで壁に立てかけてあったパイプ椅子を自身の前に据えて勧めた。 「ありがとうございます。では、遠慮なく……」 男性は腰掛けると、煙草を取り出し火を点ける。 「すいません。ここは禁煙にさせていただいております」 警官、机の抽斗から金属製の灰皿を出して、男性の前に置く。 「ありがとう」 男性はうまそうに煙草を吸い続ける。 「あのォ、禁煙なンです。このなかは……」 警官はそう言って、灰皿をさらに男性のほうに押しやる。 「これはどうも……」 警官の警告は男性には通じないようだ。 「