エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
踏み切り - 踏み切り(あべせい) - カクヨム
西成増駅に最も近い、一方通行の踏み切りに、1台の乗用車がやって来た。 突然警報音が鳴り始める。まだ... 西成増駅に最も近い、一方通行の踏み切りに、1台の乗用車がやって来た。 突然警報音が鳴り始める。まだ遮断機は降りていない。 車の運転席には、30才前後の女性。黒縁の眼鏡をかけ、シャレたセピア色の鍔広帽子を被っている。女性は、走りぬけようか、待つべきか、一瞬判断に迷う。 レールは上下線の4本だけだから、踏み切り幅は10メートルほどに過ぎない。スピードを出せば数秒足らずで渡りきれる。しかし、前方を見ると、すでに踏み切りを渡り終えた車が、立ち往生している。その先が渋滞しているようなのだ。 女性はやむなく、ハンドブレーキを引いて踏み切り手前で停止した。 と、警報音が、 「バッカ、バッカ、バッカ、バッカ、バッカ」 と鳴っているように聞こえる。 「なにがバカよ。バカなのはあいつじゃない。わたしを信用するからよ」 女性は、形のいいマユをヘの字に曲げる。 遮断機が降りて、踏み切りの前に、たちまち、歩行者をは