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平和の敵は政府 - ラディカルな経済学
『静かなる大恐慌』(集英社新書)で著者の柴山桂太(滋賀大准教授)は、經濟の自由化・グローバル化は... 『静かなる大恐慌』(集英社新書)で著者の柴山桂太(滋賀大准教授)は、經濟の自由化・グローバル化は世界を繁榮と平和に導くとは限らず、むしろ國家の對立を高めてしまふ傾向があると主張する。だが柴山は非難する對象を間違へてゐる。國際的な對立を高め、ときに戰爭まで引き起こすのは、自由化・グローバル化ではなく、それを阻まうとする政府である。 柴山は「グローバル化や自由化の果てに国家間の対立が深刻化した、という過去の教訓」(19頁)を強調する。その具體例として舉げるのは、十九世紀後半から二十世紀初めにかけて大幅に進んだ經濟のグローバル化である。この時代、ヒト・モノ・カネの國境を超えた移動は、現代に匹敵するほど活溌だつた。數十年にわたり經濟は繁榮し、同時に比較的平和な時期が續いた。かうした現實を背景に「貿易や投資で強く結びついた世界では、戰爭が起こるリスクは小さくなる」といふ假説が唱へられるやうになつた。