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国家とその擁護のための予備的諸考察(1) - 浩瀚堂粋記集
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国家とその擁護のための予備的諸考察(1) - 浩瀚堂粋記集
●思想と空間 そもそも「思想」とは一体何であろうか。我々がもし懐疑主義を取るのであれば、思想とは何... ●思想と空間 そもそも「思想」とは一体何であろうか。我々がもし懐疑主義を取るのであれば、思想とは何であるかについて、まず考え始めなければならないだろう。我々はよく思想に関して、見取り図の様にリストを作成してみたり、対立軸を設けて分類してみたり、或は『思想地図』とか、『批評空間』といったような空間的な概念を以って把握しようと試みる。なるほど、確かに西洋思想史だけでなく東洋の諸思想においても存在論は重要な位置を占めてきた。しかしながら、それでは宇宙以前に何かしらの空間を認めると言うに等しい(――つまり、生成それ自体が、認識に先行していなければならない)。我々はそこに当て嵌めたり、抜き出したりするだけというわけである。今日の懐疑主義者は、常識、国家、自我、伝統、歴史とあらゆるものを懐疑しているかのように見えるが、何の事はない、彼等は自らを外に置くか、ただ単に外在するものを斥けているのに過ぎない。