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シモバシラ:氷の華(はな) - 近場の博物誌
今日は節分、明日は立春だが、朝はまだ寒く氷点下の気温が続く。公園の一角にある植物園を歩いていたら... 今日は節分、明日は立春だが、朝はまだ寒く氷点下の気温が続く。公園の一角にある植物園を歩いていたら、奇妙なものを見つけた。裂けたワラのような枯草の根元に丸い氷の塊がある。径3㎝ぐらい。真っ白で、よく見ると細かい筋があり絹糸のようなツヤをしている。 表示を見ると「シモバシラ(シソ科)」とある。それで納得。秋に咲く花が白い小花がブラシのように並んでいて霜柱を思わせる植物だ。その一方で、「氷の華」を作るのでも有名である。冬に枯れた後、毛管現象で土中の水が吸い上げられる。それが凍るとき、条件によっては茎が裂けて薄い膜状の霜柱になって吹き出し、花のような造形になる。高山では様々な植物が「氷の華」を作るが、特に出来やすいようである。近場では武蔵御岳山などが有名だ。しかし真冬の朝に見に行くのはちょっと大変。こんな近場で見られたのはラッキーだった。 早い時期ならもっときれいだったろう。何度も凍結・融解を繰り