Ｇ２０：英国ショックなお重く 過剰生産やテロに危機感 | 毎日新聞

２４日、中国・成都で閉幕した主要２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議は、英国の欧州連合（ＥＵ）離脱問題や中国の過剰生産、相次ぐテロなどで、世界経済を取り巻く環境が厳しさを増していることに強い危機感をにじませた。英国ショックは今後も世界経済の成長の重しになることが懸念されるが、今回の会議で具体的な対応策が示されたとは言えず、視界は晴れないままだ。【成都（中国南西部）赤間清広】 「金融市場が秩序を保っていることに広い同意があった」。ルー米財務長官はＧ２０閉幕後の記者会見で、６月２３日の英国の国民投票後に混乱した市場が落ち着きを取り戻していることを強調した。

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、中国メーカーが大量の鉄鋼在庫を格安で輸出に回した結果、世界の鉄鋼価格が急落する結果を招いた。今回の会合でも過剰生産が「世界的な課題だ」との意見が各国から続出。声