東京外為：円高、再び９９円台 | 毎日新聞

１８日の東京外国為替市場は、米国が早期に追加利上げする可能性が薄れたとの見方が広がり、円相場は１ドル＝９９円６５銭まで円高・ドル安が進んだ。１００円突破は１６日のロンドンなど海外市場で９９円５０銭台まで円が急伸して以来。１８日の東京株式市場は、円高で採算が悪化する輸出銘柄などが売られ、日経平均株価は一時、前日終値比１８５円４４銭安の１万６５６０円２０銭まで下落した。 東京市場で節目の１ドル＝１００円を突破するのは、英国の国民投票で欧州連合（ＥＵ）離脱派が勝利した６月２４日以来、約２カ月ぶり。円はユーロに対しても買われた。財務省の浅川雅嗣財務官は１８日、「過度な変動があればきちっと対応する」と記者団に述べ、円高進行をけん制した。財務省と金融庁、日銀は１８日、国際金融市場について情報交換する会合を同日午後開くと発表した。円高への対応を協議するとみられる。