木語 世論調査の危機＝坂東賢治

＜ｍｏｋｕ－ｇｏ＞ １１月８日の米大統領選投票まで２週間を切った。米ＡＢＣテレビの調査では民主党のクリントン候補が共和党のトランプ候補を１２ポイントもリードした。ニューヨーク・タイムズ紙はクリントン氏勝利の確率は９３％と報じている。 しかし、傾向が異なる調査もある。経済指標で知られるＩＢＤ／ＴＩＰＰの最新調査はクリントン氏支持４３％、トランプ氏支持が４２％、ロサンゼルス・タイムズ紙もそれぞれ４５％、４４％で拮抗（きっこう）している。 どちらを信じればいいのか。科学誌「ネイチャー」最新号は「世論調査の危機」と題した記事を掲載している。記事は「米大統領選は政治世論調査にとって最も厳しい試練だ」と指摘する。

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アメリカでは2008年には8割の世帯以上が固定電話を持っていたが、 2015年にその割合は50％に低下し、今も減少し続けている