岡山刑務所：受刑者へ投薬ミス相次ぐ １２年度以降１３件 | 毎日新聞

岡山刑務所（岡山市北区牟佐）で受刑者らへの投薬ミスが相次ぎ、刑務官らが注意を受ける処分が２０１２年度以降に計１３件あったことが、広島矯正管区への情報公開請求や取材で分かった。広島矯正管区は「深刻な健康被害は確認されていない」としている。専門家は、薬の多様化や受刑者の高齢化が背景にあるとし、専門職員を配置すべきだと指摘している。【高橋祐貴】 開示文書によると、１２年１２月～１７年８月、薬を取り違えて別の受刑者に飲ませたり、薬を投与する回数を誤ったりし、刑務官らが口頭注意や指導を受けるケースが１２件あった。別の１件は、薬を配布し忘れたにもかかわらず、発覚を免れるために虚偽の説明を同僚にしたもので、より重い厳重注意処分を受けた。