2012年末の内部文書で施工不良を認識か レオパレス調査委報告 | 毎日新聞

レオパレス21が公表した外部調査委員会による報告書は、昨春の問題発覚以前から、同社が屋根裏の界壁（かいへき）（各住戸間の仕切り壁）未設置など、建築基準法に反する施工不良を認識していた可能性を指摘した。同社は一貫して「当時は違法という認識がなかった」と説明しているが、法令順守に関する社内管理体制に疑義が生じた格好だ。 調査委は、物件オーナーから起こされた損害賠償請求訴訟について検討した2012年12月26日付の社内文書に着目。文書には、オーナー側から界壁の未設置が指摘されたとして、同社の弁護士が「コンプライアンス順守を表明している以上、今後プロジェクトを組んで対応すべきだ」と助言したことが記録されている。2月の衆院予算委員会では、野党議員がこの文書を基にレオパレスの施工不良問題に対する政府の認識をただした。

[taketake89]

"報告書のこうした指摘について、同社幹部は18日の記者会見で「界壁がないことは認識していたが、当時は『違法ではない』と結論付けていた」と釈明した"