木語：新型肺炎の政治学＝坂東賢治 | 毎日新聞

＜ｍｏｋｕ－ｇｏ＞ ２００２～０３年の重症急性呼吸器症候群（ＳＡＲＳ）の流行は江沢民氏から胡錦濤氏への権力継承過程で起きた。当時、衛生相だった張文康氏は上海出身で江氏の主治医と言われた。 張氏は「有効に制御されている」「中国は安全」と強調したが、事実ではなかった。多数の患者が収容されていた北京の中国軍総病院（３０１病院）の医師が張氏の発言に憤激し、内外のメディアに告発して実態が明るみに出た。 ０２年に総書記、０３年３月に国家主席に就任した胡氏は政治局常務委員会で「虚偽報告は絶対に許さない」と情報公開の方針を決めた。張氏は更迭され、患者数は８倍以上に修正された。

[taketake89]

”訪中した世界保健機関のテドロス事務局長とは李氏ではなく、習氏が会談した。テレビは「自らの指揮」を強調する習氏の肉声を伝えたが、新華社は習氏の言葉を「統一した指揮」と変えて配信した。どうも変だ”