テレワーク、掛け声先行 「対行政で押印」不満 骨太方針案 | 毎日新聞

経済財政諮問会議で発言する安倍晋三首相（右から３人目）＝首相官邸で２０２０年７月８日午後５時３６分、竹内幹撮影 政府は８日公表した経済財政運営の指針「骨太の方針」原案でテレワークの推進を打ち出した。新型コロナウイルス禍を奇貨として「働き方改革」を一気に進める足がかりとしたい考えだが、テレワークを前提に業務の見直しを始めた企業はまだ一部。定着に向けて課題は山積している。 原案は「テレワークの促進やワーク・ライフ・バランスの実現など新しい働き方・暮らしの改革を、少子化対策や女性活躍の拡大と連携して推進する」との方針の下、テレワークの定着・加速を図るために新たな数値目標を設定することを明記した。 これを受け、コロナ禍以前からテレワークを推進してきた経済界は「コロナ対策としての一時的ブームで終わらせず、普遍化する大きな力となる」（経団連幹部）と評価した。

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”新型コロナウイルス禍を奇貨として「働き方改革」を一気に進める足がかりとしたい考えだが、テレワークを前提に業務の見直しを始めた企業はまだ一部。定着に向けて課題は山積している”