鎌田慧の「忘れ得ぬ言葉」：正義というのは信じがたい。簡単に逆転するんですよ やなせたかし ／東京 - 毎日新聞

幼児むけアニメ番組「それいけ！ アンパンマン」は、１５００回（関東地区）を超えた。作者のやなせたかしさんが９４歳で亡くなって７年近くなるが、いまでも毎週、テレビからテーマソングが流れてくる。 なんのために生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのはいやだ！ 哲学的だが、幼児たちは、まるっこい、赤い飛行服姿のアンパンマンが、しょくぱんまんやカレーパンマン、いたずら好きのばいきんまんなどと縦横無尽に動きまわるのを、目を見張って見つめている。 アンパンマンのテレビ放送が１９８８年１０月からはじまり、ブームになったのは、やなせさん６９歳のときだった。 この記事は有料記事です。 残り1179文字（全文1462文字）

[kobonemi]

「正義というのは信じがたい。簡単に逆転するんですよ」