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またも時の壁、「悔しくてどうしようもない」 旧優生保護法・札幌地裁判決 | 毎日新聞
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またも時の壁、「悔しくてどうしようもない」 旧優生保護法・札幌地裁判決 | 毎日新聞
記者会見で判決に対する心情を語る原告の小島喜久夫さん(左)。右は妻麗子さん=札幌市中央区で2021年1... 記者会見で判決に対する心情を語る原告の小島喜久夫さん(左)。右は妻麗子さん=札幌市中央区で2021年1月15日午後5時31分、貝塚太一撮影 実名での訴えも、「時の壁」に阻まれた。旧優生保護法を巡る訴訟で、原告敗訴を言い渡した15日の札幌地裁判決。旧法を違憲と判断しつつ、手術から20年以上の経過で賠償請求権が消滅したとして訴えを退けた。「本当に残念で悔しい」。判決後、原告の小島喜久夫さん(79)は無念さをにじませた。 午後3時半過ぎ、札幌地裁805号法廷。「これまで苦労されてきた人生を肌身に感じ、それ故(請求を)認容すべきかどうか直前まで議論に議論を重ねました。しかし、法律の壁は厚く60年はあまりにも長く、このような判断になりました」。判決言い渡し後、こう語り掛けた広瀬孝裁判長を小島さんはじっと見つめていた。「悔しくて悔しくてどうしようもない」。そんな気持ちがこみ上げた。 1941年に生まれ