火論：名誉と恥辱と報復と＝大治朋子 | 毎日新聞

＜ka－ron＞ アフガニスタンの首都カブールでテロがあり、過激派組織「イスラム国」（IS）が犯行を認めた。 一般に、こうした組織は自爆テロ犯を英雄視し、テロ犯は天国への道が約束されるとみなす。 だがもちろん世界の多くの人々は疑問を禁じ得ない。なぜ女性や子供まで殺せるのか、と。 人はテロリストに生まれるわけではない。テロリストになるのだ。 テロリズム研究の専門家によると、テロリストの頭の中では市民の犠牲をもいとわない「殺害許可（license to kill）」の認識が生まれる瞬間がある。そのために必要なのは標的を非人間化（dehumanization）し悪魔化（demonization）する認知だ。相手は愚鈍なモノ＝非人間＝で、邪悪＝悪魔＝だから力で抹消するしかない、と。 いったいどうすればそんな極端な思考にたどり着くのか。それこそがまさに、いま世界各地で進められている暴力的過激主義のメ

[paravola]

（メディアがせっせと水をやって育てたのかも）そのために必要なのは標的を非人間化（dehumanization）し悪魔化（demonization）する認知だ／いったいどうすればそんな極端な思考にたどり着くのか