東海道新幹線運転再開へ 「帰りたい」車両で一夜7800人 | 毎日新聞

東京方面の新幹線の「発車未定」を示す電光掲示板＝JR新大阪駅で2022年9月24日午前9時49分、滝川大貴撮影 台風15号に伴う大雨の影響で東海道新幹線は23日夜、東京―新大阪の全線で運転を取りやめた。JR東海は東京と名古屋、新大阪の3駅に休憩用の車両を開放し、約7800人が利用。利用客らは疲れた様子で一夜を明かした。 JR新大阪駅では乗客らが新幹線の車内や駅構内で一夜を過ごし、窓口には24日早朝から行き先の変更や払い戻しを求める人々が長い列を作った。 愛知県の女性会社員（28）は23日、岡山駅から名古屋駅に向かう途中、新大阪駅で足止めを食らったといい、列車内で眠れぬ夜を明かした。24日午前4時過ぎに車両から出てきた女性は「車内で少し休めてありがたかったが、今日は仕事があるので始発に乗らないといけない」と話し、運行状況を伝える電光掲示板を心配そうに見つめた。