AOKIは早期幕引きを選択 否認の企業は裁判長期化も 五輪汚職 | 毎日新聞

AOKIホールディングス本社＝横浜市都筑区で2022年7月30日午後4時31分、本社ヘリから北山夏帆撮影 東京オリンピック・パラリンピックを巡る一連の汚職事件で、最初の裁判が始まった。22日に東京地裁で開かれた初公判に臨んだAOKIホールディングス（HD）元幹部3人は起訴内容を認め、裁判の早期幕引きを選択した。一方、検察と全面対決の姿勢を見せる他の贈賄側企業は公判開始の見通しが立たず、審理に至ったとしても長期化が予想される。 AOKIHD前会長の青木拡憲（ひろのり）被告（84）は8月に東京地検特捜部に逮捕される前は、大会組織委員会元理事の高橋治之被告（78）＝受託収賄罪で起訴＝が贈収賄の対象となる「みなし公務員」だったことを知らなかったとして提供資金の賄賂性を否定したが、逮捕後は一転して贈賄容疑を認めた。AOKIHD関係者は「前会長に言いたいことはあるのだろうが、事態収拾を優先した結果」と