岩手県が全国初の環境債発行へ 50億円 藻場整備やがれき撤去に | 毎日新聞

岩手県は2日、環境課題の解決に貢献する事業に使途を限定した「グリーン・ブルーボンド（環境債）」を7月に50億円発行すると発表した。同様の債券発行は他の自治体や企業でも例はなく、全国初の試みとみられる。 環境債は、自治体などが脱炭素などに役立つ事業に使うお金を、他の地方債よりも低金利で調達する手段。「グリーンボンド」の名称で発行し、太陽光発電の関連設備の導入などに活用する動きが全国で進んでいる。 岩手県の発行する債券は、これに海洋資源・生態系の保護などの事業向けの「ブルーボンド」を組み合わせたのが特徴。南北約189キロに及ぶ海岸線があり、全国有数の漁場としても知られる岩手県が財源確保の一手として準備を進めてきた。今回、グリーンボンドよりもさらに低い金利での資金調達を狙う。

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南北約189キロに及ぶ海岸線があり、全国有数の漁場としても知られる岩手県が財源確保の一手として準備を進めてきた。今回、グリーンボンドよりもさらに低い金利での資金調達を狙う。