football life：ベトナム初のサッカーW杯 快挙を支えた日本人指導者の存在 | 毎日新聞

髪は長く、肌は白い方が良い――。そうした風潮から数年前まで女性がサッカーを楽しむ文化はなかったというベトナムが、歴史的な一歩を踏み出す。20日開幕のサッカー・女子ワールドカップ（W杯）オーストラリア・ニュージーランド大会で、男女を通じて初のW杯に出場する。飛躍の陰には、一人の日本人指導者の奮闘があった。 「ベトナム人の強みはなんといってもメンタル。W杯の予選も新型コロナウイルスによる主力不在や練習不足を乗り越えた。身長は日本人より小柄だが、メンタル、アジリティー（敏しょう性）、団結力は上回っていると思う」 そう語るのは、ベトナムで女子サッカーの統括や育成年代の代表監督を務める井尻明さん（52）だ。2019年に日本協会（JFA）によるアジアへの指導者派遣事業の一環でベトナムへ派遣され、強化に取り組んできた。 最も重視したのが技術力の向上だ。「ベトナムの方々は負けると『やっぱりベトナム人は小さ

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「着任当初、U19（19歳以下）代表監督として指導した選手らは次々にフル代表へ羽ばたき、成果は着実に表れている。井尻（明）さんは『教えているサッカーはどこでもやっているような原理・原則にのっとったサッカー…