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遮音社会:脱・陰謀論 文化人類学者が重視する、「分からない」に耐える力 | 毎日新聞
膨大な情報が波のように押し寄せ、真実が見えづらい世になった。ネット交流サービス(SNS)を介し、陰謀... 膨大な情報が波のように押し寄せ、真実が見えづらい世になった。ネット交流サービス(SNS)を介し、陰謀論やデマにはまり込む人は後を絶たない。長年にわたりスローライフ運動を展開してきた文化人類学者の辻信一さん(71)は、今こそ「分からない」に時間をかけてつき合う力が必要だと説く。 ――「ムダ」が忌避される傾向が強まっている、と著書で指摘しています。 ◆「タイパ」(タイムパフォーマンス)という新語が象徴的です。ムダの反対は「役に立つ」。役に立つことはいいことで、役に立たない、つまりムダは悪いこと。一見すると疑う余地はありません。でも役に立つということが、ある種の強迫観念になりつつあるのではないか、という問題提起です。
2024/01/13 リンク