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米国にあった琉球国王の肖像画 FBIを動かした祖父の証言 | 毎日新聞
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米国にあった琉球国王の肖像画 FBIを動かした祖父の証言 | 毎日新聞
米国で発見され、沖縄に返還された琉球国王の肖像画「御後絵(おごえ)」。描かれているのは第13代尚敬... 米国で発見され、沖縄に返還された琉球国王の肖像画「御後絵(おごえ)」。描かれているのは第13代尚敬王=沖縄県提供 1945年の沖縄戦で所在不明になった琉球国王の肖像画「御後絵(おごえ)」が米国で発見され、今年3月、約80年ぶりに沖縄県に戻った。吉報の裏には、戦後、沖縄の宝を取り戻そうと力を注いだ人々の存在がある。その一人が、記者(33)の祖父、真栄平房敬(まえひらぼうけい)(2015年に94歳で死去)だ。重要な文化財が消えた経緯を詳細に語り、その証言は米連邦捜査局(FBI)をも動かした。 御後絵は歴代の国王の死後に制作され、王冠や儀礼装束に身を包んだ国王や家臣団が描かれている。戦前に撮影された白黒写真でその存在が知られていたが、現物は第二次世界大戦末期の沖縄戦後、全てが所在不明となった。 今回、返還されたのは4点。23年3月に米国で陶磁器や沖縄の地図などとともに見つかった。戦後、御後絵の現