法律の抜け穴を防ぐはずが… 「ザル法」との指摘絶えぬ改正規正法 | 毎日新聞

改正政治資金規正法が賛成多数で可決・成立した参院本会議＝国会内で2024年6月19日午前11時53分、平田明浩撮影 これで「政治改革」と言えるのか。政治資金パーティー裏金事件をきっかけにした改正政治資金規正法が19日、成立した。衆参両院の審議は計26時間50分にとどまり、野党が突き付けた数々の疑問点は払拭（ふっしょく）されなかった。事件の検証も不十分なままで、信頼回復への道のりは遠い。 立憲、「ザルのような法案」指摘 「審議で『抜け穴だらけの法案』『ザルのような法案』との指摘を覆せなかった自民党は、そもそもこの法律が目指した方向に逆行していると言わざるを得ない」 19日午前。参院本会議で討論に立った立憲民主党の水岡俊一氏は改正法の「抜け穴」に改めて言及し、自民を批判した。 事件…

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回生規正法。問題点は生き残っている。／「自民の姿勢には自由にカネ集めできる余地を残しておきたいとの思惑がにじんだ」