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熱中症の重症度に「最重症」を追加へ 救急搬送増加で、見極め | 毎日新聞
日本救急医学会は、3段階に分類していた熱中症の重症度を見直し、重症の中でもさらに注意を要する「最重... 日本救急医学会は、3段階に分類していた熱中症の重症度を見直し、重症の中でもさらに注意を要する「最重症」を新たに加え、4段階にする方針を8日のオンライン記者会見で示した。今年改定する診療ガイドラインに盛り込む。熱中症による救急搬送者数が増加する中、死に至る最重症の熱中症を見極め、救命につなげる狙いがある。 熱中症の重症度はこれまで、めまいや大量の汗、筋肉痛などがある軽症(I度)、頭痛や嘔吐(おうと)、倦怠(けんたい)感などがある中等症(Ⅱ度)、意識障害やけいれん発作などの重症(Ⅲ度)に分類されてきた。 救急医学会によると、同学会の過去の調査や各国の分類を調べた結果、重症のⅢ度の中でも、深部体温が40度以上で意思疎通ができない「最重症」では、他の重症患者より死亡率が高かった。 表面体温が40度以上で重い意識障害がある患者でも深部体温の測定が行われない事例が多く、身体冷却の実施率は63・9%にと
2024/07/10 リンク