湾岸タワマンに「資本逃避」 中国人富裕層が豊洲、晴海を選ぶ理由 | 毎日新聞

豊洲のタワーマンション群（手前）。右奥は晴海のマンション群、中央奥はレインボーブリッジ＝東京都江東区で2023年4月5日午後3時18分、本社ヘリから北山夏帆撮影 「中国の不動産は最長70年間の『使用権』しか譲渡されないが、日本の不動産は永久に自分の土地としての権利を手に入れられる。文字通り『不動の資産』で、圧倒的な信頼感があるんですよ」 中国籍の会社役員の女性（41）は、日本の不動産の魅力をそう語る。 上海出身で、自身が所有する東京都江東区豊洲のタワーマンションに日本人の夫、長男と住む。豊洲や隣接する中央区晴海など湾岸地区のタワマンを中心に11戸、資産総額13億円分の物件を持っている。 中国の富裕層の間で、資産を中国国内から日本の不動産にシフトさせる「キャピタルフライト（資本逃避）」がブームとなっている。その主舞台は、東京の湾岸エリアだ。 キャピタルフライトに拍車をかけたのは、世界を揺るが